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タールが出にくい燃焼の仕方とは?

これは煙突のトップ、角トップと言われる部分の写真です。
お分かりになりますでしょうか?
タールがビッシリと付着しています。

タールが、沸騰してブクブクと泡状になっては固まり、また沸騰し、ときにはタールに引火したかもしれません。

この場合、間違ってる箇所が、3つあります。
ではどうすればよかったのでしょうか?

●その1

トップから火が出ていたのを見つけたら、まず取付したストーブ屋さんに連絡して下さい。

●その2

そして、そのまま使用することは出来ません。煙道の点検、清掃、住宅の点検などが必要です。
そのまま使用することは、住宅の木材が炭化→出火し て火事の原因になります。

そのまま使用しようとしても、写真のような状態ですから、煙がうまく抜けていかないと思いますが・・・

●その3

低い温度で使用すると、さらにタールを作り出すことになって悪循環になります。

つまりまとめますと、火が出ていたのを見つけたら、冬でも屋根に登って、煙突を掃除しないと使うことは出来ないよ、ということですね。
ユーザーの方には、冬に屋根に登らなくてもいいように安全に使って頂きたいと思います。
タールが出にくい燃焼の仕方とは?おさらいしておきましょう。

  • 空気調整レバーをめいっぱい絞りすぎる(or 絞るのが早い)
  • 太い薪を入れるのが早い(or 焚き付けが少なすぎる)
  • そもそも薪が十分に乾いていない
  • 低い温度で燃やしている(or 温度計が壊れている)
  • 熾き火が少ない(or 常に炎が出ているように燃やす)
  • ダンパーを閉めるタイミングが早い

どうですか?何個か心当たりがありませんか?
これらに注意して、なるべくクリーンな排気を心がけましょう。