炎の番人の薪ストーブ計画 その③
新築のお家ではないので、何かと工夫は必要です。
室内に黒い煙突を通す事になると壁の汚れがより目立つんだろうなぁと思い、壁紙の上から塗れるペンキというものを購入。サンプルを取り寄せ、今現在の白に近い白を発見!
毎日少しずつ壁の掃除とペンキ塗り作業…。
色が壁に馴染んでほとんど違和感はなくなり、室内の煙突の受け入れ態勢がようやく整いました。
次々と煙突を通す部分の穴が開いていきます。
驚いている間もなく、次々と穴が…
我が家の普段は見えない部分を見れるということで、1階と2階を無駄に何度も覗きに行き。へぇ~凄い!なんて言っている間に、ピカピカの煙突が段ボールから次々と出されていきます。
2階の寝室に煙突が貫通しました。
艶のあるきれいな煙突と念願だった薪ストーブが繋がりました。
選んだ薪ストーブはF400ブルーブラックエナメル。
鋳物のストーブが入ることにより、お部屋の表情がガラッと変化。
これから毎日この景色になるんだなぁと感動しながら眺めたものです。
感動もつかの間。
忘れてはいません。まだ炉壁が完成していないのです。
スケジュールの都合上、炉壁の仕上げが後回しに。
この時点でもう11月半ば。早くしないと寒さがもうそこまで来ています。
取り付けたばかりの薪ストーブと煙突に養生をグルグルと巻き付けていきます。
壁面には『スカモール』という高断熱不燃ボード50㎜を貼り付けております。
超低熱伝導材で、安定した断熱性能を持つ不燃ボードで、軽量かつ扱いやすいのが特徴です。こちらの『スカモール』にパテ処理等を施したのちに、漆喰をひたすら塗ることにします。
自分の家だからこそできる、漆喰の自由過ぎる表現。
コテの跡や凸凹感もいい味として、和みやすい雰囲気を出してくれます。
お客様の中でもご自身でタイルを貼ったり、レンガを組んだりとオリジナルの炉壁を作られる方がいらっしゃいます。炎の番人も、自分でできる部分はDIYすることによって、より愛着がわく空間になりました。
さて、お次はいよいよ火入れです。